1692年
北海道で初めてお米が作られる。
#4振り返る
「不毛の大地」と呼ばれ、マイナスからスタートした
北海道の米作り。北海道米の誕生から全国においしさが
広まるまでの、熱い挑戦の歴史を振り返ります。
北海道で初めてお米が作られたのは、江戸時代の1692年。渡島地方が北海道稲作発祥の地と言われています。しかし、当時の寒さの厳しい環境ではうまく作れません。その後、米作りに成功したのは1873年。「北海道稲作の父」と呼ばれる中山久蔵氏が、「赤毛」という品種を作ることに成功しました。
1692年
北海道で初めてお米が作られる。
1873年
北海道で米作りに成功。
1980年、北海道米の品質向上を目指し、北海道庁がおいしい北海道米の品種育成のために「良質米の早期開発」を開始します。その試行錯誤の末、誕生したのが「きらら397」。そのめずらしい品種名から一躍注目を集めます。プロモーション展開で北海道米のイメージを一新しました。
1980年
「良質米の早期開発」が開始。
1988年
「きらら397」デビュー。
北海道米のおいしさが、飛躍的に成長します。2001年には冷めてもおいしい「ななつぼし」が、2003年には道南育ちの「ふっくりんこ」が誕生。いずれも北海道米の新しい味わいを切り拓きました。そして2008年。北海道米の最高峰「ゆめぴりか」が誕生。「北海道から、ニッポンの米を」そんな思いが実ったお米でした。
2001年
「ななつぼし」誕生。
2003年
「ふっくりんこ」誕生。
2008年
「ゆめぴりか」誕生。
2011年、日本穀物検定協会の食味ランキングで平成22年産の「ゆめぴりか」と「ななつぼし」が、北海道米初の最高位「特A」を獲得。それに伴い、北海道米の道内食率も91%にまで到達します。そして、2024年には14年連続で「特A」評価を獲得。北海道米はこれからも、皆さまに愛されるお米を目指していきます。
※「ゆめぴりか」平成22年産米は参考品種。
2011年
食味ランキングで最高位
「特A」獲得。
2013年
北海道米の道内食率91%到達。
2023年
北海道米が「特A」連続獲得。